本日は、ワタクシ、珍しく話題の映画を見に行って参りましたよ〜。
そう!言わずと知れた
ラストサムライ
チョンマゲハンターとしては、黙って見過ごせない映画だな〜、とウッスラ
思っておりましたんですよ。
でもね、アメリカ人が作った映画でしょ?
アメリカ人の描く日本=「ベストキッド2」というトラウマがあるワタクシは、
たぶん、見たところで、いい加減すぎる日本の描写に憤るに決まってるわい!
と思っていたので、つい先日まで見ないつもりでした。
でもね〜、大野さんがラジオで絶賛するからさ〜、見ないわけにはいかなく
なっちゃったっていうんですかしら?
見なきゃ!って思っちゃったんですよね〜。
って、ワタクシ、中学生の頃に既にアイドル様の言動に振り回されることの
愚かさを身をもって体験してるはずなんですけどね。
例えば、光GENJIのばんじー(山本淳一)が
「テレカを集めてる」
って言ってたから、自分も集めてみて、持て余してみたり、
「好きな言葉は「努力」」
って言ったから、自分の好きな言葉も「努力」!ということにして、書初め
にも「努力」と書いた割に、努力から程遠い日常生活を送ってみたり。
アハ、ワタクシあの頃から全然変わってないネ!(モチロン、悪い意味で)
ま、そんな話はおいといて、「ラストサムライ」ですよ。
皆さん、ご覧になりましたか?どーですか?
ワタクシの感想を一言で言うと、
勝元(=渡辺謙様)って誰?
誰なんですか?あの方?
天皇の師範?だかなんだか知りませんが、江戸屋敷を持ってるからには、
どっかの大名か?というような身分の割に、なんであんな雪深い農村に
住んでるんでしょうか?
それに、あの村からチョロッと馬を走らせただけで江戸に降りられると
きたよ。どこなんですか?丹沢?秩父?
しかも、ウジオこと真田弘之が「殿」って呼んでるにもかかわらず、あの
村には城らしきものがない。
むしろ、勝元は祖先が建てたとかいう寺に引きこもっている様子。
え?殿なんだよね?それとも山伏?
しかも、あの村には階級制度がないのか、最後の「戦」(なんのこっちゃ)
の時、村の男どもが全員甲冑を身につけて根こそぎ出陣してしまいました。
残るのは女子供のみ。
小雪が住んでる家も、どう見ても武家屋敷というよりは、豪農の家。
え?サムライって武士階級のことを言うんじゃないの?
ひょっとして、あの村って野武士の村?
いや、そもそもあの時代の武士が将軍のために蜂起するならわかるけど、
天皇のために戦うってことは、薩長同盟?その割に雪深い山奥にいるし、
「おいどん」とか言ってないし、将軍はもう大政奉還後らしく、名前す
ら出てこないし、
わけがわかりません(混乱)
これって、やっぱりワタクシの高校の日本史が本能寺の変までしか1年で
追えてないこともあって、ワタクシが幕末〜明治維新の事情に弱いせい
なんでしょうか?
さらに細かいことを言うと、
いくらなんでも縁側で茶は点てないし、侍っていう割に、真田弘之も
渡辺謙様の息子役も月代を剃ってないし、どうやらあの村には座布団
というものが無いらしいし、村に襲ってくる忍者の衣装&戦法がベタベタ
な上に忍者の数が大群過ぎるし、しかも、忍者って将軍の諜報機関であって、
天皇方が送り込むっていうのが腑に落ちないし、明治天皇のことは在世中は
「明治天皇」って呼ばないし、なぜだか天皇がいる執務室はどう見ても
神社だし、渡辺謙様は「般若心経」を唱えてたけど、あの寺の本尊は、
残念ながら阿弥陀仏っぽいし、
トム・クルーズが殺した小雪の旦那の鎧を着てたけど、体格が違いすぎて、
着られるわけないし、
見れば見るほど「えっ?」「ええっ?」「なんでやねん!」と裏拳で
ツッコミたくなるポイントが満載で、ワタクシのツッコミのキャパを
超えてしまい、頭痛まで覚えそうになったのですが、
渡辺謙様が死んじゃうシーンでは泣いちゃった☆
ええっ!あれだけツッコんどいて、結局泣いたのかよ〜〜〜!?
そう。ワタクシ、途中からツッコむことを放棄して、ま、なんでもい〜や!
と思って見てみたんですね。
そしたら、結構面白かったで〜す☆
ま、渡辺謙様が死んだ後に官軍(?)が次々と土下座する様には、思わず
吹き出しそうになりましたけどね〜。
土下座って!意味わかんね〜ヨ!
キャスティングについては、
渡辺謙様最高!
よくぞ、あんなワケのわからない役をあんなにカッチョよく演じ切られて!
ホレたぜ!チキショ〜!
あと、中村七之助がよかったですわ〜!
高貴な感じが非常にステキングでした〜!
さすが、松様のマブダチ!(←関係ないし)
も一つ。小雪はキレーだったね〜。
でも、武家の妻なら、いくらトム・クルーズによろめこうと、チューはしないね。
ていうか、あの時点で既に出家してるか、別の家に嫁がされてるね。
むしろ、洗髪シーンをトム・クルーズに見られた時点で自殺してるね。
・・・って、ホントにキリがないので、この辺で止めておきます。
結論。
オ・ス・ス・メ☆(どないやねん!←読んでる皆様の心の声を代弁)